日本メダカ協会 東京支部 閉鎖について

本日はご報告がございます。

これまで改良メダカの普及活動に、邁進して参りました日本メダカ協会東京支部ですが、2022年3月末をもちまして解散を決定いたしました。


皆様方におかれましては、これまで数々のご支援、ご声援を頂きまして、誠に有難うございました。


今回の閉鎖は、日本メダカ協会旧東京支部、埼玉県の日本メダカ協会埼玉武蔵野支部、2020年閉鎖の日本メダカ協会神奈川県湘南支部、2021年閉鎖の日本メダカ協会千葉支部に次ぐもので、本年、東京支部が閉鎖になりました。


私共は、今回の閉鎖にあたりまして、なぜこのように閉鎖が続くのか、主にめだかの館様が行う運営のあり方、活動の問題点を指摘させていただき、協会本部とともに、販売事業者であるめだかの館様と愛好家団体であるメダカの協会が、その活動が曖昧な線引きのまま、協会会員リストの本部、支部を含めての明確でない扱い、品評会の会場設定、メダカの品種認定の場等を含めて、2022年3月末現在、そのほとんどが販売事業者であるめだかの館様主導で行われていた問題。そして、これまで何度もYouTube等で、それらを含む問題について指摘されてきたことへの改善点の提案を行うとともに、何度も協議を重ね、話合いを持ちましたが、正式に本部から、これまでの閉鎖の理由はこたえられないということで、結果、それらの問題を乗り越えることができず、解決策は前に進まず、今回の苦渋の英断に至りました。

これは最後のお願いになりますが、東京支部の閉鎖は、これで2度目ですが、ぜひ、これまで閉鎖した地域に新たな支部ができましても、その活動が、メダカ販売事業者であるめだかの館様と一般愛好家の線引きが曖昧なまま、愛好家の任意団体と謳われて良いのか、同じような問題で支部の閉鎖を繰り返さぬようご検討いただき、現在の組織は「めだかの館」、つまり販売事業者がリードする団体ですので、きちんとした国や行政機関の協同組合等の認可組織に改革されますようにお祈りしております。

なお、YouTubeなどで言われているように「紅と篤姫」など「紅」メダカとして、第1回目品評会の出品魚が協会から返却されず、後からめだかの館様から異なる「篤姫」のメダカネームで出たことは業界では周知の事実で、そうでないならきちんと釈明すべきことです。また楊貴妃については、広島の栗原親子が育成した紅帝について、書籍などでも記載されているように、楊貴妃と、どちらが先か、不明にも関わらず、業界としてきちんと精査して発表せねばならない問題などがあります。きちんとこのような課題を愛好家の方々に、業界をリードする愛好家団体として、指摘されている問題について、情報発信を客観的に理解できるように、行っていただければ幸いです。

恐らくこのような問題が、積み重ねられ、これまで、業界の優秀な方々がメダカの協会を離れていったのだろうと、このところ理解できるようになりました。 


最後になりましたが、改めまして、メダカ愛好家の皆様からこれまで応援いただき、有難うございました。


2022年4月8日

日本メダカ協会 東京支部 一同